ご利用者様の声

一般社団法人池田市医師会会長・井上クリニック院長 
井上幹人
さん

「阪急阪神みなとわ」を活用すれば主治医、介護スタッフ、病院の連携がスムーズになり入退院時の手間を圧倒的に軽減できます。

情報を分類してストックでき、必要書類を手軽に共有できる使い勝手の良いサービス

在宅診療をしている診療所側からみて、「阪急阪神みなとわ」はどのようなシーンで役立ちますか?

「阪急阪神みなとわ」のサービス内容について説明を受けたとき、まず在宅で訪問診療している要介護者様等(以下、患者様)を入院させる際に入院先病院との情報提供に使えると感じました。

当院では、一般の外来診療の他、老人ホーム等での訪問診療を行っており、約100名程度の患者様を受け持っていますが、老人ホーム等に入居している方では病状が変化して入院治療が必要となる場合が多く、入院が必要となった場合には大至急紹介状を準備する必要があります。入居者の診療情報については一人一人のサマリーを作成して2週間ごとに更新していますが、それでも紹介状作成には時間がかかります。

その点、「阪急阪神みなとわ」では、従来の情報共有サービスと違い患者様の情報の集積と閲覧が効果的に行えるシステムとなっており、これを利用することで短時間で紹介状の作成が可能となります。

すなわち、患者様の情報を予めまとめた上でファイル化し、それを「阪急阪神みなとわ」の「書類」機能に保管して、この「書類」機能のファイルを病院側に閲覧して頂くことで、紹介状に記載する内容としては、最近の出来事に絞ることができるのです。これにより紹介状作成の手間が大幅に削減できます。つまり、受け持っている患者様が急遽入院となっても、その患者様を予め「阪急阪神みなとわ」内に登録しておけば、シンプルな紹介状を書いた上で「後は『阪急阪神みなとわ』内のファイル参照してください」で済むわけです。

一般的に在宅診療をしているクリニックでは、当院以上に多くの患者様を受け持っているところが多いと思われます。そのようなクリニックでは、他の在宅患者様の訪問診療中に、別に受け持っている患者様を入院をさせなければならない場合に当院以上に時間を節約する必要があり、その際にこの「阪急阪神みなとわ」は使い勝手がよいシステムであろうと思います。

救急時にも患者様の情報をスムーズに連携

救急搬送された患者様を受け入れる病院にとってもメリットはありますか?

老人ホームから患者様の入院依頼があった場合や、訪問診療する主治医にすぐに対応してもらえない場合等、受け入れる病院側は十分な情報がないまま搬送を受け入れることが少なくありません。このような場合、病院側では、搬送された患者様が普段どのような疾患を持っているのか、どのような生活を送っているのかなどの、入院前で状態が変化する前の情報を付き添いスタッフやご家族様から聞き出す必要があります。そのために付き添いスタッフやご家族様が長時間病院に滞在せねばならないことが珍しくありません。

この点「阪急阪神みなとわ」に登録、情報共有されている患者様であれば患者様のお名前から検索するだけで、その患者様の既往歴、生活状況、身体状況、薬剤情報などが一気に確認できます。それにより病院側でも適切な検査、適切な医療に速やかに着手することが可能となります。以前、病院の救急診療を担当するある先生から「老人ホームからの軽症で、事前情報の少ない患者様が数多く搬送されることが救急の医療現場を逼迫させている」という意見を聞いたことがあります。このような問題に対しても、「阪急阪神みなとわ」を利用する病院が増えることが問題の解決策の一つになりうるのではないかと感じます。

介護スタッフの負担軽減にも一役

入退院に特化した使い方は介護スタッフにとっても便利ですか?

「阪急阪神みなとわ」を患者様を入院させたり退院させたりする際の情報共有に活用することは、老人ホームなどの介護スタッフにとっても大きなメリットがあると思います。

まず、患者様の入院に付き添って病院に到着した時に、患者様の入院前の状況、すなわち食事や生活状況、身体状況などの情報を事細かく病院側に説明する必要がなくなります。最低限の追加情報の説明で足りるからです。

また入院後には、入院担当医または病院のケースワーカー等と「阪急阪神みなとわ」を介して患者様の情報を共有することで、施設職員が病院に出向くことが少なくなります。退院時に関しても、退院支援計画書や退院サマリーを担当医から提供して情報共有することで、退院時カンファレンスも短時間で済みます。多くの患者様を抱える介護スタッフの負担は、「阪急阪神みなとわ」の導入と活用によってかなり軽減されるのではないかと思います。

ウィズコロナ時代の新たな見守りツールとしての期待も

利用者のご家族様も利用できますか?

「阪急阪神みなとわ」の「書類」機能では患者様の情報をファイル化し、分類してストックできます。この「書類」機能は、書類種別ごとに登録・閲覧可能な職種を自動設定してくれますし、閲覧制限を自由に設定もできます。これにより患者様のご家族様に見てほしい情報、見てもよい情報だけをご家族様側に閲覧可能にできます。

病院や診療所から提供された画像情報や検査情報等のデータを整理して保存しておけば、医療側からご家族様に患者様の病状を説明する際にも活用できます。また施設側が提供する情報の中に動画を加えることで、ご家族様に日頃の利用者の状況を確認して頂くことも可能と思います。遠方にお住まいのご家族様や感染症対策のために面会制限がかかっている最近の状況下、「阪急阪神みなとわ」はウィズコロナ時代における新たな見守りツールとしての期待も寄せられています。

地域の要介護者様のQOL向上をめざして。

最後にメッセージをお願いします。

地域の基幹病院で「阪急阪神みなとわ」が活用されるようになることで、周辺の診療所や介護サービス事業所、多くの入居者をかかえる老人福祉施設にこのシステムが一気に広がっていくと思います。地域においてこのシステムの活用が「当たり前」になれば、医療機関、ケアマネジャー、介護サービス事業所、ご家族様の各連携がスムーズになり、患者様へのきめ細やかなサポートが可能になります。新たなシステムを購入する初期費用もかからず、導入しやすいサービスなので、ぜひ「阪急阪神みなとわ」で地域の「輪」をつくり、要介護者のQOLの向上を図れるよう、使いこなしていきたいですね。

一般社団法人池田市医師会会長/井上クリニック院長
井上 幹人さん

1993年院長就任
産婦人科医の祖父・父から引き継いだ医院を内科医院に。内科医師を本業に、認知症サポート医としても活躍。